医療機器開発によって、医師の腕に左右されない医療を実現

フリーエンジニアが語る医療機器開発現場

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全ての技術者にチャンスがある医療機器開発

医者に左右されない医療機器開発を

エキスパートの腕

医療の現場と言えば、最後の砦と呼ばれるような、その分野の第一人者がほぼ一日がかりで大手術を行う、といった緊迫した光景を思い浮かべます。そのようなエキスパートには独特の直観があり、普通では気づかない異常を瞬時に見分けて、危険な手術を無事成功へと導くことも少なくありません。この直観を養うものは、それまでの数限りない経験や同僚あるいは先輩その他の経験談の集積等であり、様々な専門職で見受けられるものです。その一方で医療機器の高度化により、平均的な医療スタッフが高度な治療を安全かつ確実に行うことが出来ないか、という期待に応えようという開発も進んでいます。例えば5項目を3段階で評価し、その合計点数で新生児の身体状況の危険性を把握することにより、新生児の死亡率減少に大きく貢献した「アプガー・スコア」というアルゴリズムは、古典的ですが後者の先駆といえるでしょう。

医療機器の驚異の能力

人間の判断能力が、優れた記憶力に基づくという一面は否定できません。しかし、その記憶力に限って言えば、近年のコンピュータ処理能力の高速化に伴い、人間よりコンピュータの方が勝るようになりました。膨大な数の患部映像を記憶させておくことにより、目の前の患者の病名を特定することが難しい「診断」にも、コンピュータが一役買っています。また、手術の現場でも、一昔前の大きな傷跡の残る開腹手術から、ほんの小さな穴をあけてモニターを見ながら行う内視鏡手術へと着実に移行しています。もちろんこのような医療機器の取り扱いには習熟することが必要ですが、それでもごく一握りの「名医」にしかできなかった神業が、機器の導入によって普及するというメリットは計り知れません。

医療現場の工業化

最近ではロボット工学も急速に発展し、人工知能の研究も進んでいます。あらゆる面で高速化、高性能化する科学技術の集大成として、「医は仁術」という専ら、お医者様への畏敬に満ちた診療現場から、オートメーション化された工場のような味気ない現場に移るかのような危惧も覚えます。しかし、決して医師に対する敬意が損なわれるわけでも、人間味の無い薄情な診療が流行るわけでもなく、むしろ医療現場のあちこちに散らばっている素晴らしい知識や経験を集積し、応用できる範囲を広がるものと言えるでしょう。「医者の夢は、この世からあらゆる病が無くなり、医者が不要な世の中になること」というぐらい、人類と病との戦いは終わることがありません。根絶したと思っていた病が、突然更に強力になって猛威を振るったり、抗生物質の効かないウィルスに進化してしまったり、とコンピュータが赤子も同然に無力な現場は、世界中にいくらでもあります。従ってコンピュータに任せられる部分は思い切って任せてしまい、人が必要とされる分野に思う存分その能力を投入するという分配が必要なのです。

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